アフィリエイトとは?
アフィリエイトとは、インターネットを利用した広告宣伝のひとつで、成果報酬型の広告のことです。ウェブサイトの閲覧者がウェブサイトに掲載している広告主の商品あるいはサービスなどを購入し、生じた利益に応じて広告を掲載したウェブサイトに成功報酬を与える一連のインターネット広告手法のことです。
アフィリエイトで稼ぐのは難しい?
アフィリエイトで稼ぐのは正直とても難しいです。正しい方法を継続すれば必ず成果が出るとは言われますが、「アフィリエイトマーケティング協会」の調査によりますと、2020年のアフィリエイトでの1ヶ月の収入は、全回答者のうち「収入なし」が 31.6%と突出し、1,000 円未満が 50%弱という結果です。その反面「100 万円以上」の割合が6.5%となっているため、一握りの人が稼げる世界だということがよく分かります。気軽に始めた大多数の初心者が稼げずに撤退していくのが現状です。それほど、アフィリエイトで稼げる人は少数なんですね。
月に100万円以上稼ぐ人は6.5%という数値でしたが、それでも頑張ってやってみよう!という方のために、これからアフィリエイトのやり方について解説していきます。
アフィリエイトが人気の3つの理由
金銭的リスクが少ない
アフィリエイトを始めるために必要なのは自分が発信する情報程度で、お金はほとんど必要ありません。本格的に展開する場合は、サーバー代やドメイン料などがかかりますが、それでも月に数千円程度。初期投資が少額で済むため、金銭的なリスク無しで始められます。
初心者でも導入が簡単
アフィリエイトを始めるにあたって専門的な知識は必要ありません。ホームページ制作するスキルが必要と思われがちですが、最近のレンタルサーバーではWordPressなどのホームページ(ブログ)制作パッケージが付いてますし、文字やタイトルの修飾もその機能が備わっていますので、クリックしていくだけである程度のページが作成できます。パソコンの操作は・・・それはがんばりましょう!
空いた時間で始められる
時間拘束が少ないこともアフィリエイトの利点です。Webサイトの更新は好きなときに行えるので、空いた時間を使ってコツコツと進められます。多忙な日常を送っている人でも、自分のペースに合わせて作業できるので、個人で始める副業にも最適です。
アフィリエイトの仕組み
広告主とメディアをつなぐASP
では、アフィリエイトの基本的な仕組みについて確認しておきましょう。
アフィリエイトサービスは大別すると2種類あります。ひとつは楽天市場やAmazon.co.jpといった、モール型のオンラインショップが提供しているアフィリエイトプログラム。これはショップ内で販売されている商品がアフィリエイトの対象となります。
もうひとつは、インターネット上に点在する様々なオンラインショップの商品を総合的に取り扱う、ASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)と呼ばれるサービスです。ASPは、商品を提供している企業(広告主)と、商品を掲載するメディアの管理人(アフィリエイター)の間に立って、取り引きを仲介します。
ASPには、企業が宣伝を希望する商品が登録されていて、サイト管理者はその中から特定の商品を選択し、指定のコードを自分のサイト内に掲載することで紹介。そこから購入があると収益を得られます。
ASPにはA8.net、Link-A、リンクシェア・ジャパン、バリューコマースなどの多くの事業者があり、それぞれ得意としているジャンルがあります。どのASPを利用するのか。どの商品を選択し、どのように紹介するのかは、サイトの管理者の裁量次第ですし、逆にそれが収益の分かれ道でもあります。
アフィリエイトの3方式
アフィリエイトでは、Webサイトを訪れた訪問者が、商品のバナーやリンクを経由して、特定の行動を行った場合にのみ収益が発生します。アフィリエイトには3方式があり、それぞれ収益の発生する条件が異なります。
インプレッション型
バナーがWebサイトに表示されるたびに収益が発生する方式です。PV(ページビュー)が多いサイトほど、多額の収益が得られます。バナーが1000回表示されたときに発生する利益を「CPM」(Cost Per Mile)という単位で表すこともあります。
クリック型
バナーやリンクがクリックされるごとに収益が発生する方式で、「PPC」(Pay Per Click)とも呼ばれます。クリック後に商品を購入したかは関係なく、画面が遷移した時点で収益が確定するのが特徴です。クリック1回あたりに発生する単価は「CPC」(Cost Per Click)で表されます。
成果報酬型
広告主が指定した成果が達成された時点で収益が発生する方式です。多くの場合、バナーやリンクを通じてランディングページへと移動した利用者が、実際に購入や契約を行った時点で収益となります。収益化までのハードルは高いですが、その分、得られる報酬も高額です。クリックと成果にそれぞれ別のインセンティブが設けられているケースもあります。
このうち最も多くのASPで採用されているのがクリック型と成果報酬型です。インプレッション型の広告としては、Google Adsenseがよく知られています。
他にも、SNS登録によって報酬が発生するエンゲージメント型、動画視聴数が基準となる視聴型などがありますが、基本的にはこの3方式を覚えておけば問題ないと思います。
また、合わせて覚えておきたいのが、ASP提供のアフィリエイトにある「自動承認型」と「手動承認型」の違いです。自動承認型は審査なしで利用できるプログラムで、ASPに登録してさえいれば、すぐに利用できます。
一方、手動承認型は、利用前に広告主の審査が必要で、サイトのテーマや品質、運営規模などのチェックを通過してからの利用となります。後者の場合、承認を得られるまでに時間がかかる場合があるため注意が必要です。
アフィリエイトで得られた収益は、登録した銀行口座にすぐに振り込まれるわけではありません。多くのASPには最低支払額が設定されていて、収益額が一定に到達するまで支払いは留保されます(多くの場合最低支払額は1000円)。収益の振込日は翌々月となっていることが多く、中には振込手数料が必要なASPもあります。
アフィリエイトで稼ぐには?
アフィリエイトを始めるにあたって必要になものは、以下の3つです。
- Webサイト・ブログサイト
- アフィリエイトサービスのアカウント
- 銀行口座
自分のWebサイトにアフィリエイトサービスの商品のコードを掲載すると、そこから得られた収益が、指定の銀行口座に振り込まれます。
この中でも特に重要なのがWebサイトです。Webサイトの成功なしにアフィリエイトの成果はありえません。いかに優れたWebサイトを作れるかが、アフィリエイトの成否を大きく左右します。
今から新たにWebサイトを始めるなら、ブログ形式が最適です。特にWordPressは検索エンジンで上位に表示されやすいことから、多くのアフィリエイトサイトで利用されています。WordPressを提供しているブログサービスはいくつもありますが、その中でも特にオススメなのがGMOグループ企業が運営している「LOLIPOP(ロリポップ)」です。サーバースペックがあまり良くないため、WordPressを使用するとWebサイトが重たくなる(表示が遅くなる)のは否めないのですが、価格が安いのが一番の特徴。初心者が収益を上げられないままサーバー維持費だけかかると嫌になってしまいますが、「LOLIPOP(ロリポップ)」ならその心配はありません。
WordPressの導入はやや敷居の高い部分もありますが、「LOLIPOP(ロリポップ)」が提供しているレンタルサーバーなら、簡単にインストールが行える上に、サポートも付いているので安心です。初期費用は1,650円かかりますが、月額275円(10日間無料)で始められるので、これからアフィリエイトに取り組みたいと考えているなら、ぜひとも選びたいサービスです。
LOLIPOP(ロリポップ)の料金一覧はこちら
アフィリエイトサイト戦略
アフィリエイトに有利なウェブサイトの条件とは、どのようなものでしょうか。 最も重要なのは多くの人々の目に触れること、つまりPV(ページビュー)が多いことです。インプレッション型、クリック型、成果報酬型のいずれの方式でも、サイトを訪れる人が多いほど、広告に対してアクションを起こす人数は増え、それに伴い収益も大きくなります。
とはいえPVだけを追い求めていても、いずれは頭打ちとなります。次に考えるべきは、サイトを訪れる訪問者の質です。紹介している商品に強い関心を持つ人々が集まるサイトほど、クリック率や購買率は高くなります。人々の訪問を効率よく収益に結びつけるためには、商品のターゲット層が集まるサイトを目指すのが有効です。商品の情報を求める人が集まれば、商品が購入される機会も増え、収益も向上します。
選ぶ商材によっても、アフィリエイトの収益は大きく変わります。たとえば美容関連の商品ではクリック課金型が中心で、多くの場合1クリックあたり1円〜3円ほどの収益が得られます(購入に至るとさらに多くのインセンティブが得られるケースもあります)。一方、クレジットカードや金融系サービスの多くは成果報酬型で、訪問者が契約を結んだ時点で収益が発生する仕組みです。その分、単価は高く、1件あたり数万円になることも珍しくありません。
大別すると、単価が安く収益を得やすい商材で薄利多売型のビジネスを展開するか、あるいは単価が高く収益化が難しい商材で大きく稼ぐか、の二択になります。商材の傾向を踏まえた上でアフィリエイトのジャンルを選定し、効率のよい収益に結びつけましょう。
ジャンル選び
新しく始めたばかりのアフィリエイトサイトは、すぐには収益を生み出しません。サイトに対する検索エンジンの評価が定まり、読者の流入が安定するまでには一定の期間が必要です。多くの場合、成果が出始めるまでに3ヶ月から半年はかかりますが、その間にも記事を作成し続ける必要があります。
そこで重要になるのがモチベーションの維持です。収益が見込めない状態でも挫けずにサイトを更新し続けるにはコツが要ります。そのひとつは、自分が関心を持つジャンルをブログのテーマに選ぶことです。たとえば趣味や特技の分野であれば、情報収集や記事の執筆がそれほど苦になることもないでしょう。
これは他のサイトとの差別化を図る点においても有効です。特に、マイナーな趣味や専門的な知識を持っている場合、競合サイトが少ないため、その分野の第一人者として独占的な地位を築ける可能性があります。
差別化という意味では、過去の職務経験を活かしたテーマもよいでしょう。実際に業務に携わった経験は、余人をもって代え難い独自性を生み出します。業務で得たキャリアを一般向けに分かりやすく言語化することで、自分のスキルを整理する機会にもなり、転職活動の際の自己アピールにも活用できます。
成功に至る活路は、大手サイトが取りこぼした隙間にあります。既存のメディアが見逃しているニッチな需要を抑えられれば、新興のサイトが割って入るチャンスが生まれます。商品紹介ひとつとっても、従来にない斬新な切り口でプッシュできれば、新たな購買層を掘り起こし、収益に結び付けられる可能性が高くなります。
SEO対策
アフィリエイトサイトを運営する上で避けて通れないのが、SEO対策。
検索エンジンで上位表示させることで、サイトに安定した流入を実現させるテクニックです。
これをやれば必ず順位があがる方法というのはありませんが、サイトの評価つまり検索エンジンでの順位に影響するポイントはあります。
- 検索エンジンのクローラーが捕捉しやすい構造のサイトを作る
検索エンジンでは、サイトの評価を行うクローラーが自動で巡回しています。
パンくずやページネーションなどを設置して、回遊性を高めたりサイト全体の構造を考えたりすることでクローラーがコンテンツを認識しやすくなります。
- 読者にとって有益な情報が分かりやすく示された記事を作る
ユーザが検索するキーワードを想定し、その内容に則した記事を作成することも重要です。
人気のキーワードを盛り込んだ記事を作成しても、ユーザが求める情報が少なかったり関連性の低い内容をたくさん盛り込むなどは、有益性の観点からすればマイナスになります。
まとめ
アフィリエイトのやり方は理解できても、いざやってみるとなると、いろいろとハードルが出てくるものです。それでも、やってみないことには何も始まらないので、まずはどんな情報を発信するWebサイト(ブログ)にするのかを決め、レンタルサーバーを契約しましょう!
開始前のジャンル選びで諦めてしまう人も多いかと思いますが、利益を求めるだけでなく、まずは自分の趣味や興味のあることにしてみましょう。記事を書いていくうちに、いろいろと見えてくるものがあるはずです。
特に、アフィリエイトをする上で一番重要なことは「継続力」です。サイト運営は長期戦になります。すぐに収益は出せませんので、半分趣味程度に考え、コンスタントに長く継続するようにがんばりましょう